Webマーケティングに必要な費用は、実施する施策、制作する量、外部へ任せる範囲によって変わります。広告の配信費だけを予算にすると、サイトの改修や素材制作、運用支援の支払いが後から増えることがあります。まずは媒体費・制作費・支援料を分け、同じ期間の総額で考えることが大切です。

サイト制作は成果物に対する一式料金、保守や運用支援は月額、広告は媒体への支払いと運用手数料というように、費用の単位も異なります。この記事では施策別の費用対象と公式料金例を確認したうえで、社内に残る仕事、全体予算の組み方、見積もりの比較方法を整理します。

Webマーケティングの費用は施策と実行範囲で変わる

広告配信には媒体への支払いがあり、各施策には実施範囲に応じて制作・改修、外部支援、社内確認・対応が必要になる費用構造。

Webマーケティングの費用を把握するときは、「何の施策か」と「何の仕事に支払うか」を組み合わせて整理します。たとえば広告なら、広告を表示する媒体への支払いと、画像や動画を作る費用、配信を調整する支援料は別の項目です。広告費という名前だけでまとめると、社内の想定と見積書の対象がずれやすくなります。

サイトやLPは情報を伝え、問い合わせや購入を受け付ける場所です。SEO・コンテンツは検索する読者の疑問へ答えるページの整備、SNSは投稿と交流を通じた接点づくりなどを担います。複数の施策を行う場合も、共通のサイトや問い合わせフォームを使うなら、その改修を各施策で重ねて予算化しないようにします。

支払対象で費用を分ける

費用区分支払対象・確認事項
広告媒体費広告の配信に対する支払い。支払先、対象期間、税条件を確認。
制作・改修費サイト、記事、画像、動画など。成果物の仕様・本数・修正範囲を確認。
外部支援料調査、提案、設定、運用、分析など。助言と実行の範囲を確認。
ツール等の実費サーバー、ドメイン、有料ツールや素材など。既存契約との重複を確認。

社内の担当者が使う時間は、これらの外部支払額とは別に記録します。原稿の確認や商品情報の提供、公開承認、問い合わせ対応にも時間が必要です。外注費を抑えた案でも、担当者の作業が増えて実行できなければ、予定していた施策は進みません。

また、通常のSEOやSNS投稿に広告媒体費が必ずかかるわけではありません。ただし、媒体への支払いがないことと、運営に費用や手間がかからないことは別です。調査、制作、更新、確認を誰が担うかまで決めると、必要な予算と体制が見えてきます。

施策別に初期費用と継続費用を整理する

サイト・広告・SEOとコンテンツ・SNSについて、開始時の準備と継続時の作業を対比。制作や改修は開始後も必要に応じて発生する。

初期費用は開始前の準備、継続費用は開始後の運営や改善に関する費用として分けます。ただし、制作費が最初だけに発生するとは限りません。広告素材の差し替え、新しい記事の追加、フォームの改修など、運用中にも制作や実装が必要になります。

施策ごとの開始時・継続時の費用対象

施策開始時と継続時の費用対象
サイト・LP開始時は構成・文章・デザイン・実装。継続時は保守、更新、必要な追加改修。
広告開始時は設計・設定・素材準備。継続時は媒体費、運用調整、素材の更新。
SEO・コンテンツ開始時は調査・設計。継続時は記事制作、既存ページの改善、分析。
SNS開始時は方針・投稿様式の整備。継続時は企画、撮影、編集、投稿、分析。

サイト・LPは制作と公開後の維持を分ける

サイト制作はページ数だけでなく、文章を誰が作るか、撮影が必要か、フォームや外部サービスとの連携をどこまで行うかで必要作業が変わります。会社紹介用のページと、広告からの問い合わせを目的とするLPでは、構成や文章づくりの範囲もそろえて比べる必要があります。

制作一式の料金例は、次の共通サービス情報で確認できます。金額を見る際は、支給する素材と依頼する作業を自社の予定へ置き換えてください。各社の公開例は個別の商品条件であり、業界平均やすべての企業に必要な最低予算を示すものではありません。

NESTIE HP・LP制作

会社・サービスの目的と必要範囲を整理し、デザイン・実装・公開を行うHP/LP制作。

項目内容

サービス名

NESTIE HP・LP制作

料金プラン

ライトは税別98,000円/税込107,800円、1ページ7セクションまで、既定のデザイン構成を使用し原稿・写真支給。標準は税別198,000円/税込217,800円、5ページまで。LPは税別148,000円〜/税込162,800円〜、1商材8セクション程度で構成・文章案を含む。制作一式の価格。

詳細

ドメイン・サーバー・有料テーマ・有料プラグイン・撮影・広告費などの実費は別途。独自システム開発や複雑な外部連携、既存データの移行は個別見積り。修正はまとめて2回が基本。ページ追加・新しい機能・合意後の構成変更は別見積り。制作費は着手時50%、公開前50%が基本。制作と公開後サポートは別契約。

公式サイト

公式サービスページ

公開後は、情報の更新と技術的な保守を分けて考えましょう。営業時間や商品説明を変更する作業と、システムの更新やバックアップは、同じ「運用」という名称でも内容が異なります。新規ページの追加や集客施策まで含むかも、契約ごとの確認が必要です。

Lazorico ホームページ保守・運用サポート

WordPressサイトの更新・バックアップ・報告を行う保守支援。

項目内容

サービス名

Lazorico ホームページ保守・運用サポート

料金プラン

ライト月額税抜5,000円/税込5,500円。スタンダード月額税抜10,000円/税込11,000円。両プランに月1回のWordPress等の更新・バックアップ・報告。スタンダードの文章・画像修正は月合計1時間まで、操作・運用相談は回数制限なし。

詳細

最低契約期間・解約金なし、前月末までに解約連絡。他社WordPressは受入可否を確認し初回設定税抜10,000円が別途。サーバー/ドメイン、ページ追加、集客施策は別。保守作業が原因の不具合は両プランとも修正まで対応。スタンダードは復元・応急処置を行い状況によって別見積り。ライトのそれ以外の障害対応は見積り。利用者自身の更新・設定変更等によるトラブルは復元も含め別見積り。

公式サイト

公式サービスページ

広告は媒体費と運用手数料を分ける

広告の媒体費は配信への支払い、運用手数料は外部の設定や調整などへの支払いです。さらに、バナーや動画、遷移先ページの制作費を確認します。媒体費だけの予算か、制作と支援を含む総額かを最初に伝えることで、見積もりの前提をそろえやすくなります。

割合で算定する手数料は、何の金額に率を掛けるかも重要です。設定した予算と実際の消化額を混同せず、固定額や最低手数料の有無も確認してください。広告運用の料金例は次の共通情報にまとめています。自社の業種や依頼内容が対象になるかは公式ページで確認しましょう。

ログライン Web広告運用代行

商材と獲得したい問い合わせに応じた広告設計・設定調整・測定支援・結果確認と報告を行う運用代行。

項目内容

サービス名

ログライン Web広告運用代行

料金プラン

実際に消化した広告費の20%(税別)の運用手数料。初期設定・媒体追加・標準レポート0円。最低手数料なし、単月契約可。媒体費は原則広告主が媒体へ直接支払う。

詳細

LP制作を含む料金ではない。個別社内報告等は作業で別見積りの場合あり。EC等非対応領域と広告予算1,000万円以上の非対応条件がある。媒体費側の税条件は別途確認。単月契約可と成果評価に必要な期間は異なる。

公式サイト

公式サービスページ

動画広告を検討する場合は、動画の制作仕様と配信条件まで決める必要があります。媒体費と制作費を分けた予算の考え方を詳しく知りたい場合は、次の記事も役立ちます。

関連記事:YouTube広告の費用はいくら?課金の仕組みと制作費を含む予算の考え方

SEO・コンテンツは提案後の実行費も確保する

SEOでは、現状調査や改善方針の策定に加え、記事の執筆、既存ページの修正、サイト構造の改善などが必要になります。コンサルティング料金に提案まで含まれていても、その後の執筆や実装まで同じ料金に含まれるとは限りません。

記事制作も、文字数だけで比較すると依頼範囲がずれます。取材、専門家への確認、図表、画像、入稿、公開後の更新をどこまで依頼するかをそろえましょう。新しい記事を増やす前に、既存ページの修正を優先する判断も必要です。全体予算では、記事費とサイト改修費の双方に同じ修正を入れないよう整理します。

SNSは投稿制作と広告配信を区別する

SNS運用の費用は、媒体数、投稿する本数、撮影の頻度、編集内容、投稿後の対応範囲で変わります。投稿制作を外注する場合も、社内で撮影場所や商品、確認担当者を用意できるかが実行条件になります。

通常の投稿運用とSNS広告の配信は分けて予算化します。投稿を作る契約に広告費が含まれるとは考えず、広告を追加する場合は媒体費と設定・運用の担当を確認してください。通常SNS運用の具体的な料金例は、次の共通サービス情報で確認できます。

キーワークス SNS運用代行

通常SNSの企画・撮影・編集・投稿・月次報告を扱う運用代行。

項目内容

サービス名

キーワークス SNS運用代行

料金プラン

初期税別50,000円/税込55,000円。ライト月額税別200,000円〜/税込220,000円〜、月10本・撮影月1回。標準月額税別300,000円〜/税込330,000円〜、月15本・撮影月2回。

詳細

通常SNSの最低契約3か月、4か月目以降は月次自動更新。初期はアカウント/戦略/競合調査/投稿様式。出演者手配は別。媒体数・交通費・追加修正等は契約前確認。YouTube本編運用は別商品で最低6か月。

公式サイト

公式サービスページ

全体戦略や分析の支援を別に依頼する場合は、各施策の契約に含まれる報告・改善提案との違いを整理します。施策ごとの結果をまとめて優先順位を決める仕事と、媒体内の配信調整を行う仕事は区別できます。同じ分析を複数の契約で重ねる必要があるか、役割と成果物から確認しましょう。

外部への支払と社内で必要な作業を分ける

助言のみと実行代行の支払対象と実行担当を比較。どちらも社内には情報提供、事実確認・承認、問い合わせ・営業対応が残る。

外注先を選ぶ前に、社内でできる仕事と、任せたい仕事を書き出します。助言を受けて自社で実行できる企業と、制作や設定の担当者がいない企業では、同じ提案書を受け取っても実行できる範囲が異なります。月額料金の差を見る前に、誰が手を動かす契約なのかを確かめましょう。

依頼形態と役割分担

依頼形態外部の担当と社内に残る作業
助言のみ外部は診断・提案。社内は制作・実装、確認、営業対応などを担当。
一部を実行代行外部は合意した制作や運用。社内は対象外の実行と情報提供・承認を担当。
広く実行を委託外部は合意範囲の実行と報告。社内は専門情報の確認、意思決定、問い合わせ対応などを担当。

助言型の契約では、提案を受け取った後に作業できる担当者が必要です。たとえばページの説明を直す提案なら、原稿を確認する人、CMSを操作する人、公開を承認する人を決めます。実装担当を確保できない状態で助言だけを依頼すると、提案が実行待ちになる可能性があります。

次の共通サービス情報は、助言型の料金と範囲を確認する例です。実行込みの支援と比較するときは、社内の執筆・実装時間や別途依頼する制作費も含めて検討してください。

EREN SEO・AI検索コンサルティング

社内でサイト更新を行える企業向けに診断・優先順位・改善提案を行う助言サービス。

項目内容

サービス名

EREN SEO・AI検索コンサルティング

料金プラン

初月148,000円(税別)、2か月目以降月額98,000円(税別)。初月は診断報告書と説明、継続はページ単位提案書1本/月・月次会議・チャット。月単位契約で最低継続期間なし。翌月に進むかは当月のオンラインMTGで確認し、申し出がなければ翌月へ更新。

詳細

記事執筆/入稿/公開・サイト改修・デザイン等の実行は含まず社内担当が実行する。200ページ超は別見積り。順位や問い合わせ件数の保証はない。契約時に登録する1つの商圏(市区町村)につき、同じ業種は1社まで。

公式サイト

公式サービスページ

実行を広く任せる場合にも、商品の仕様や提供条件まで外部だけで決めることはできません。事実確認の窓口と承認期限を決め、問い合わせが増えた場合の営業対応も準備します。社内の確認が遅れて公開や配信が延期されると、予定した期間で評価する前提も変わります。

個人か会社かという区分だけで、品質や対応力の優劣を決める必要はありません。担当者の稼働時間、連絡方法、不在時の代替担当、納品物、引継ぎ方法を確認します。自社が必要な頻度で相談できるか、依頼した作業を誰が管理するかが実務上の判断材料です。

費用を調整する案と推奨条件

調整案・優先度推奨できる条件
既存素材の再利用/先に確認利用条件、情報の正確性、画質を確認できる場合。再編集の作業も見積もる。
委託範囲の調整/次に検討目的に必要な作業を残して範囲を絞れる場合。担当不在の仕事を作らない。
一部内製/体制次第担当者、時間、必要品質を確保できる場合。確認・修正時間も計画に含める。

費用削減を考えるときも、確認や計測を省いて安く見せると、後から判断材料が足りなくなります。まずは重複した作業を減らし、使える素材を確認し、そのうえで制作量や委託範囲を調整する順番が考えられます。削った仕事を誰が引き受けるかまで決めて初めて、実行できる予算案になります。

目的と必要な獲得件数から予算を組み立てる

成果を定義し、必要獲得件数と許容単価から予算枠を検討。固定費と試行予算を整理し、単価に含む費用の重複加算を防ぐ。

予算は、目的から必要額を考える方向と、支払上限から実施範囲を考える方向の両方で検討します。認知を広げたいのか、問い合わせを増やしたいのか、購入につなげたいのかで確認する成果は異なります。問い合わせと受注を同じ件数として扱わず、今回の計算で使う成果を先に定義してください。

問い合わせ獲得なら「必要獲得件数×許容獲得単価」で予算枠を考えられます。たとえば媒体費だけを対象に、問い合わせ20件、許容単価1万5,000円と置くと、媒体費の予算枠は30万円です。これは条件を置いた計算例で、その費用で20件を獲得できるという予測ではありません。

許容単価は、自社が支払える水準です。実際に獲得できそうな単価とは区別し、条件が近い過去実績や配信見積もりと照合します。根拠となる実績がなければ、最初に何を検証するかと試行の上限を決め、得られたデータで計画を更新します。

受注目標から問い合わせ数を考える場合も、問い合わせ後の受注率が必要です。たとえば受注10件、受注率25%という条件なら必要問い合わせ数は40件です。ただし、その受注率が自社の対象商材・顧客・期間に合うかを確認し、根拠のない率を成果予測へ使わないようにします。

単価に含める費用を先に決める

媒体費だけで計算した獲得単価には、制作費や支援料を別に加える必要があります。一方、それらを含む総費用から単価を計算しているなら、同じ費用をもう一度加えると二重計上になります。単価の分子に何を含めたかを予算表へ残しましょう。

共有のサイト改修、問い合わせ計測、全体分析は、施策ごとの予算と別に置くと整理しやすくなります。広告とSEOの両方に役立つフォーム改修を、それぞれの欄へ全額入れないことがポイントです。施策別の採算を管理するために配賦する場合も、会社全体の支払総額では一度だけ数えます。

同じ3か月・税別条件で作る予算記入例

以下は予算表の作り方を示すために金額を置いた例です。各社の見積額や市場相場、推奨プランではありません。すべて同じ3か月の税別予算枠とし、実施前に各費目の仕様と見積もりを確認する前提です。社内工数は外部支払いへ合算せず、別に管理します。

費目3か月の予算枠・税別
広告媒体費20万円。対象期間内の配信に使う枠。
広告運用支援4万円。媒体費と別に置く支援料の枠。
共通の初期整備12万円。サイト・フォーム改修と計測整備を一度だけ計上。
広告素材制作6万円。制作する形式と本数は見積時に確定。
SEO・コンテンツ12万円。調査・制作・更新の依頼範囲を確認。
SNS制作・運用9万円。投稿本数と社内分担を確認。
保守・ツール等6万円。既存契約を照合し重複を除く。
追加検証の留保枠11万円。上記に含まない追加検証用。未使用なら支出しない。
合計80万円。留保枠を含む予算上限であり、確定支払額ではない。

この例で共通の初期整備が12万円から32万円へ増えると、ほかの枠を維持した合計は100万円になります。上限を80万円に保つなら、実施範囲か時期の調整が必要です。改修が必要とわかってから媒体費だけを機械的に減らすのではなく、どの検証を優先するか、延期できる制作があるかを見直します。

既存サイトを使える場合も、問い合わせの受付や計測が機能するかを先に確認します。「サイトがあるから改修費は不要」と決めず、必要な修正だけを見積もることが大切です。また、年払いのツールが対象期間内に更新される場合は、月割りの管理額と実際の支払時期を分けておくと資金計画とのずれを防げます。

社内工数は、原稿確認、撮影協力、会議、問い合わせ対応などに分けて予定時間を記入します。外部支払いの上限に収まっていても、承認担当者の時間が足りなければ計画を実行できません。新しい施策を同時に増やすより、対応できる範囲で優先順位を付ける判断も必要です。

同じ支援範囲と契約条件で見積もりを比べる

調査・設計・制作・実行・分析を共通軸に、含む・別途・未確認を照合。媒体費と手数料、契約期間、修正、権限と引継ぎを確認する。

見積もりは総額を並べる前に、調査・設計・制作・実行・分析を共通の項目へ置き換えます。それぞれを「含む」「別途」「未確認」に分けると、同じ料金に見えても担当範囲が違うことを把握できます。記載がない項目を無料とみなさないことが基本です。

たとえば「月次レポートあり」だけでは、数値の共有までか、改善提案や実行まで含むかは決まりません。「バナー制作あり」も、企画案、サイズ展開、本数、修正回数が違えば必要作業は異なります。自社が必要な成果物を具体化してから、各見積もりの対象を確認しましょう。

見積もりで優先して確認する項目

確認項目・優先度確認する内容
総額と期間/最優先初期・継続・追加費用、税、対象期間、支払時期。
制作・実装/最優先成果物の仕様、本数、修正範囲、公開作業、追加改修の条件。
媒体費と手数料/最優先支払先、算定対象、率や固定額、最低額、別途費用。
契約と更新/契約前必須最低期間、自動更新、解約連絡の期限、途中変更の扱い。
権限・引継ぎ/契約前必須アカウント所有者、閲覧権限、データ・成果物の受領範囲、終了時の対応。

月額料金が低くても、契約期間全体の支払いと初期費用を合わせると判断が変わる場合があります。比較する期間をそろえ、途中で施策を縮小できるか、追加制作をどのように承認するかも確認してください。契約できる最短期間と、成果を判断するために必要な観測期間も分けて相談します。

複数の支援先を使う場合は、共通作業の責任者を決めます。広告担当とSEO担当がそれぞれフォーム改善を提案した場合でも、実装する変更は一本化できます。変更内容、作業担当、費用を計上する契約をそろえることで、重複請求と担当不在の両方を防ぎやすくなります。

相談時には、目的、対象期間、総支払上限、既存サイトや素材、社内で担当できる作業を共有しましょう。未定の項目は未定のまま示し、何を決めれば見積もれるかを確認します。金額差の理由がわからなければ、作業量、実行担当、成果物、対応範囲の違いへ戻って比較してください。

施策を横断して必要な支援範囲を整理したい場合は、Webマーケティングの支援内容を確認するところから、現在の課題と社内体制を相談材料にできます。個別の料金や受付条件は公式ページと相談時の回答で確認してください。

結果と社内の負担を確認して予算を見直す

集客・サイト内成果・商談と売上を社内工数と同条件で照合。素材・導線・計測を点検し、増額・改善・停止を判断して再検証する。

開始後は、使った金額と成果だけでなく、社内にどの程度の負担が残ったかを確認します。問い合わせが増えても、対象外の相談が多い、返信が追いつかない、制作確認に時間がかかるといった状態なら、予算を増やす前に改善すべき点があります。

成果は集客、サイト内の問い合わせ・購入、商談・売上という段階に分けます。訪問が増えたことと、受注が増えたことは同じ意味ではありません。各段階の数字を追い、どこで次の行動につながらなくなっているかを確認すると、追加投資の対象を絞りやすくなります。

広告と自然検索の双方に触れた人が問い合わせる場合もあるため、媒体ごとの報告件数を単純に足して全体成果としないようにします。比較する期間、成果の定義、計測条件をそろえ、サイト全体で把握した件数との違いを確認してください。計測できていない成果は、0件へ置き換えず未計測として残します。

増額・改善・停止の判断条件

判断確認条件
増額を検討目的に合う成果と費用を確認でき、追加の制作・営業対応にも余力がある。
改善して再評価素材、遷移先、計測、実行状況に具体的な課題があり、修正内容を決められる。
停止・保留を検討合意した継続条件を満たさない、または実行・対応体制を確保できない。

成果が伸びないときは、配信対象と素材の訴求が合っているか、遷移先で必要情報を伝えているか、問い合わせを正しく数えられているかを分けて点検します。たとえばフォームの計測に問題がある状態では、報告件数だけで施策の良否を判断できません。修正前後で何が変わったかを記録して再評価しましょう。

社内負担も同じ期間で振り返ります。原稿確認や会議、撮影協力、問い合わせ対応の時間を予定と比べ、増えた理由を確認します。素材の渡し方をそろえる、承認窓口を一本化する、確認日を先に確保するといった運用の改善が、外注範囲の追加より先に必要な場合もあります。

評価期間は施策や商材の検討期間、実行量、得られるデータによって変わります。一律に何か月で成果が出ると決めず、開始前に何を確認して継続判断するかを合意しておきます。制作や実装が遅れた場合も、当初と同じ条件で検証できたと扱わず、評価計画を更新してください。

Webマーケティングの費用は、施策名ごとの月額だけで決めず、同じ期間の外部支払いと社内作業をそろえて判断することが大切です。必要な仕事を洗い出し、共有費を一度だけ計上し、見積もりと実行後の結果を照合して配分を見直しましょう。

支援内容を検討する際は、目的・対象期間・支払上限・社内でできる作業を整理して、Webマーケティングの支援内容を確認することから始めてください。社内共有用の情報が必要な場合や具体的な相談を進めたい場合は、同ページの資料ダウンロード・問い合わせ導線をご利用ください。